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ネコライオン

今日の担当:お父さん

先日、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレース)にお邪魔した。

  岩合光昭写真展 ネコライオン
    会期: 2013年8月10日(土) ~ 10月20日(日)
    会場: 東京都写真美術館 B1階展示室
    主催: (株)クレヴィス
    共催: 東京都写真美術館
    協賛: オリンパス株式会社
    公式HP: http://syabi.com/contents/exhibition.html

15時少し前に到着すると、入場券売場の前に行列ができていた。しまったぁ。

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15分ほど並んでから地下1階へ。会場の奥では、岩合さんによるギャラリー・トークが既に始まっていた。大混雑、大人気。300人近くは集まっていたのではないだろうか。岩合さんの話をお聴きするのは、2年前に銀座三越で開催された「どうぶつ家族」写真展のイベント以来。

  「このネコは凄いです。1年間、裏山で"修行"をしてました。1年後、子ネコを連れて
   ひょっこり家に戻ってきた。このネコ、オスなんですけどね。」
  「ネコと野生のライオンの決定的な違いは、"餌"を食べるか食べないか。」
  「これは、ハイエナが獲った獲物をライオンが横取りしたところです。先入観でモノを
   見てはいけませんね。」


ギャラリートークの後、会場内をゆっくり見て回った。200点近いネコとライオンの写真が、「視」、「触」、「嗅」といったテーマ別に、対比されて、並んでいる。人間と共生するネコと野生のライオン。似てる、似てる、面白い!

全ての写真に添えられた岩合さんのメッセージも興味深い。ネコとライオンを追い続けている岩合さんだからこそ可能な写真展だなぁ、とも思う。

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岩合さんの写真に初めて触れたのは、1992年。場所は、偶然訪れた「川崎市民ミュージアム」(中原区等々力)だった。ライオンの群れ(プライド)やヌーの大移動を捉えた写真の迫力に、驚愕、感嘆した。爾来、岩合さんの写真集を買い求め、写真展に通っている。

一昨年は、鳥取県米子に帰省中、「岩合光昭ネコ写真展」を偶然知った。会場の天満屋で、来場していた岩合さんにばったりお会いし、とてもとても驚いた。

世界は驚きに満ちている。岩合さん、ネコライオン、ニャ~オ(いいね)! ♡♥

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theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

ジャコメッリ展

今日の担当:お父さん

映画「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物」を観る前に、写真展にお邪魔した。

  マリオ・ジャコメッリ 写真展
  THE BLACK IS WAITING FOR THE WHITE

    会期: 2013年3月23日(土)~ 5月12日(日)
    会場: 東京都写真美術館 B1階展示室
    主催: PARCO、青幻舎、NADiff
    共催: 東京都写真美術館
    後援: イタリア大使館、イタリア文化会館
    公式HP: http://www.syabi.com/contents/exhibition.html

以下、案内文から。(抜粋)
2008年東京都写真美術館において初めて本格的に紹介されたマリオ・ジャコメッリ。「黒」と「白」とを見事に操り、強烈なハイ・コントラストで「死」と「生」に立ち向かい、孤高の写真表現で現実(リアル)を抽象した120余点は、NHK新日曜美術館でも特別番組が制作されるなど、日本ではほとんど無名の海外作家の展覧会でありながら多くの来場者を迎え、大成功をおさめました。
2回目にあたる本展覧会は、「ホスピス(死がやって来てお前の目を奪うだろう)」、「スカンノ」、「神学生たち(私にはこの顔を撫でてくれる手がない)」、「善き大地」などの代表作を中心に作品数を220余点と大幅に増やし、作家の本質へ切り込む構成となります。 (後略)


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会場に入ってすぐ、左側の壁にホスピスで撮影された写真が並んでいた。今日のホスピスのイメージとは異なり、重苦しい雰囲気が漂っている。深い皺が刻まれた老人の表情が、胸に迫る。

その先に展示されていたのは、「男、女、男」と名付けられた一連の作品。親密な若いカップルの姿が写されている。演出かどうかは判らないが、その表情はとても自然で愛おしい。

一目では判らない写真があった。あらためて観察すると、高い位置から大地や丘陵が撮影されている。自然の中にある無作為なラインが、何とも不思議。

最も印象的だったのは、神学生のシリーズ。雪景色の中で、神学生が黒い服を着て動き回っている。白と黒のコントラストがとても強烈。「私にはこの顔を撫でてくれる手がない」というタイトルも、味わい深い。

終始一貫して感じられるのは、豊かな抒情性。散文詩のようでもある。会場の所々に書かれているジャコメッリの言葉も印象に残る。

図録も秀逸。代表作100余点に加え、ご子息による年譜、詩6篇の掲載もあり、まさに決定版。ソフトカバーの新装版で、従来版の半額になっているのも有難い。

なかなか見応えのある写真展だった。  ♡♥

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

ルーベンス展再訪

今日の担当::お父さん

ルーベンス展にお邪魔した。先日のトーク・イベントに続いての再訪。

  ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア
    会期: 2013年3月9日(土)~ 4月21日(日)
    会場: Bunkamuraザ・ミュージアム
    主催: Bunkamura、毎日新聞社、TBS
    後援: 外務省、イタリア大使館、オーストラリア大使館、ベルギー大使館、
        ベルギー・フランダース政府観光局、フランダースセンター
    協賛: 損保ジャパン、第一生命保険、大日本印刷、三菱商事
    巡回: 2013/4/28~6/16 北九州市立美術館
        2013/6/29~8/11 新潟県立近代美術館(予定)

以下、案内文から。 (抜粋)
  17世紀バロック時代のヨーロッパに名声をとどろかせた画家ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)。 (中略)
  本展では、彼のイタリア時代の作品を紹介するとともに、アントワープ工房の活動に焦点を当てて、彼自身の手になる卓越した作品を軸に、工房作品、専門画家たちとの共同制作作品、彼が直接指導して制作させた版画を展示します。また、彼の工房で活動した画家たちの、独立した画家としての作品を紹介し、アントワープ画派の豊かな芸術的展開を探ります。


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※主催者の許可を得て撮影

入口に近くに掲げられていたのは、ルーベンス(工房)による 《自画像》 (1622-1628年頃、ウフィツィ美術館)。ルーベンスが描いた自画像を、工房の画家が模写したとのこと。堂々としていて、風格がある。

《毛皮をまとった婦人像》 (1629-1630年頃、クィーンズランド美術館)は、ティツィアーノ作品の模写だという。その横に、ティツィアーノ作品の小さな写真が掲示されていたが、まるでそっくり。婦人の肌、毛皮の質感は、模写のレベルを超えている。巧い!

Bunkamuraチーフキュレーターの宮澤政男さんが、「外せない1枚」と仰っていた作品は、《ロムルスとレムスの発見》 (1612-1613年頃、カピトリーナ絵画館)。宮澤さん曰く、「細部に至るまで、ルーベンス自身が描いたのではないか」。人物描写は勿論巧いが、獣の毛並や水面に映る魚の描写も実に心憎い。

愛らしい子供が描かれた 《眠る二人の子供》 (1612-1613年頃、国立西洋美術館)は、常設展で何度か見た。既視感が嬉しい。

ルーベンス原画の版画、リュカス・フォルステルマン 《キリスト降架》 (1620年、アントワープ王立美術館)等など、版画作品のクオリティーの高さにも驚いた。当時、どの程度の枚数が刷られ、幾ら位の値段で流通していたのだろうか。

最も印象的だったのは、ルーベンス工房でも活躍したヴァン・ダイクの作品、《悔悛のマグダラのマリア》 (1618-1620年頃、個人蔵)。懺悔をするマリアの姿が、上品でありながら、実に劇的に描かれている。瞼に浮かぶ"涙"の描写は、文字通り感涙もの。巧いなぁ。

図録の丁寧な解説も秀逸。《悔悛のマグダラのマリア》についての詳細な解説も素晴らしい。 (極上のミステリー! )

昨秋、国立新美術館で開催された「リヒテンシュタイン展」を思い出した。愛娘を描いた《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》、歴史画《デキウス・ムス》の大作が、強く印象に残っている。

さすがのルーベンス。 「いいね!」  ♡♥

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genre : 日記

幸之助と伝統工芸

今日の担当:お父さん

パナソニック汐留ミュージアム(新橋)で、興味深い展覧会が企画されている。

 開館10周年記念特別展 「幸之助と伝統工芸」
   会期: 2013年4月13日(土)~ 8月25日(日)
        午前10時より午後6時まで (入館は午後5時30分まで)
   会場: パナソニック汐留ミュージアム
        東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
   休館: 毎週水曜日
   料金: 一般700円 大学生500円 中・高校生200円 小学生以下 無料
        65歳以上600円 20名以上の団体100円引
        障がい者手帳の提示/付添者1名まで無料

以下、案内文から。(抜粋)
「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助(1894−1989)が我が国の伝統文化に理解を示し、その普及と支援していたことはあまり知られていません。美術品を見る目は持ち合わせていないと言いながらも、実際には、多年にわたり絵画から工芸作品にいたるまで美術品を収集したり、公益社団法人日本工芸会などの団体の役員を務めるなど、文化支援活動を続けていました。このような松下幸之助と伝統文化との関わりをご紹介する展覧会です。

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松下幸之助さんが日本の伝統文化を支援し、美術品を収集されていたとは、不勉強にして全く知らなかった。

パナソニック汐留ミュージアムが、開館10周年になるというのも、知らなかった。 (とてもピカピカで綺麗なミュージアムなので。)

よし、「幸之助と伝統工芸」展に、行ってみよ~かど~。

じゃなかった、行ってみまつしたこうのすけ。なんちゃって。行こ、行こ!  ♡♥

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genre : 日記

円山応挙展

今日の担当:お父さん

新幹線「のぞみ」に乗って、名古屋へ。地下鉄に乗り継いで向かった先は、愛知県美術館。

山下裕二先生のトークイベントで何度か紹介頂き、気になっていた企画展。

   開館20周年記念 円山応挙展
   ―江戸時代絵画 真の実力者―

      会場: 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
      会期: 2013年3月1日(金)- 4月14日(日)
      主催: 愛知県美術館、中日新聞社
      後援: 愛知・岐阜・三重各県教育委員会、名古屋市教育委員会
      特別協力: レクサス販売店
      照明協力: パナソニック
      企画協力: 山下裕二(明治学院大学教授)
             馬渕美帆(神戸市外国語大学准教授) <敬称略>
      公式HP: http://event.chunichi.co.jp/okyo/

以下、案内文から。(抜粋)
江戸時代中期の18世紀、伊藤若冲や曾我蕭白、池大雅などが個性をふるった京都画壇で圧倒的な人気を博していたのが円山応挙です。 (中略)
本展では、国宝・重要文化財や展覧会初公開作品を含む代表作をご紹介するとともに、西洋の遠近法を用いた若年期の「眼鏡絵」制作や中国絵画の学習、後世への影響など、様々な角度から応挙の実像を再考します。 (後略)


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広い展示スペースに、応挙の作品がずらりと並べられていた。

以下、印象に残った作品の一部について、私的メモ。

《眼鏡絵(日本名所)三十三間堂通し矢》
伝応挙。若い頃の作品とのこと。繊細な描写と大胆な(実験的な?)遠近法が、お見事。
建物の赤い色彩もいい。

《波上白骨座禅図》 (大乗寺蔵)
波の上で座禅を組む骸骨の図。2009年に森美術館で開催された「医学と芸術展」で、強烈
に印象に残った作品。再会できて、嬉しかったなぁ。

《雨竹風竹図屏風》 (円光寺蔵)
雨に濡れる竹と風に揺れる竹が、墨だけで描かれている。等伯筆「松林図屏風」を彷彿と
させる、余白の美。凄い!

《龍門鯉魚図》 (大乗寺蔵)
滝を登る鯉を、水の流れの間から僅かに見える姿だけで描いている。超絶技法。ウイット
にも富んでいる。

《藤狗子図》
まるまるとした身体の周りには、ふわふわの体毛。子犬の表情が、何とも可愛らしい。

圧巻は、大乗寺客殿を再現した展示空間。自然光に近い照明を、時間とともに変化させる趣向で、3つの襖絵が展示されている。特に、《郭子儀図襖》《松に孔雀図襖》 には、驚嘆驚愕。照明が暗くなるにつれて《郭子儀図襖》の人物が浮かび上がり、明るくなると《松に孔雀図襖》が煌めき始める。思わず係の方と会話をした。「素晴らしいですね!」 「私も素晴らしいと思います!」

若冲のコレクションで知られるジョー・プライスさんの言葉を思い出す。「江戸時代には、電灯もガラスケースもないのですから、それが(ガラスケースに入れず、自然光で見る方法が)作品にとって、もっともいい展示法に決まっています。」 襖絵の展示空間の先に飾られていた 《雪松図屏風》 (三井記念美術館、国宝) は、金地が鮮やかで見事な作品だが、やや不自然な輝きを感じたのは、気のせいだろうか。

長沢芦雪の狗子図、応挙の系譜として山元春挙や竹内栖鳳の優品も展示されている。

実に素晴らしい企画展だった。応挙、「いいね」!  ♡♥

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genre : 日記

若冲が仙台に!

今日の担当:お父さん

週末、東北新幹線に乗って、仙台へ。

  若冲が来てくれました
  - プライスコレクション 江戸絵画の美と生命 -

    会期: 2013年3月1日(金)~ 5月6日(月)
    会場: 仙台市博物館
    主催: 仙台市博物館•NHKプラネット東北支社、財団心遠館、日本経済新聞社
    共催: NHK仙台放送局、河北新報社
    後援: アメリカ大使館、南カリフォルニア日米協会
    特別協賛: キヤノン
    協力: ロサンゼルス・カウンティ美術館、京都文化協会、小学館、日本航空
    監修: 辻惟雄(東京大学名誉教授・MIHO MUSEUM館長)  <敬称略>
    公式HP: http://jakuchu.exhn.jp/

以下、案内文から。(抜粋)
世界的に知られる米国カリフォルニアのプライスコレクションは、特に伊藤若冲を中心とした江戸時代の絵師たちの傑作が集められてます。 (中略)
本展のテーマは「美」と「生命力」です。このたび東日本大震災の報に接したプライス夫妻は、真っ先に若冲の《鳥獣花木図屏風》を思い浮かべたそうです。鳥やけものは言うに及ばず、草木の一本に至るまで、若冲の描く世界は「生命(いのち)」の輝きと喜びに満ちています。この《鳥獣花木図屏風》を東北の皆様に見ていただき、少しでも慰めになることを願いつつ、子供たちには元気を取り戻して欲しいという願いから、今回の展覧会は計画されました。 (後略)


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「若冲が来てくれました」というタイトルになっているが、若冲以外も素晴らしい。

大好きな鈴木其一もたっぷり。以下、とても印象に残った作品の一部について、私的メモ。

  長沢芦雪 《白象黒牛図屏風》
  白象と黒牛は、屏風からはみ出すほど巨大に描かれている。白象の背中には黒いカラス
  がとまり、黒牛の傍らには小さな子犬がいる。色の対比と大きさの対比。圧巻の大迫力。
  (カラスの描写を見て、会田誠さんの最新作《電信柱、カラス、その他》を思い出した。)

  鈴木其一 《群鶴図屏風》
  左隻には九羽、右隻には十羽の鶴が描かれている。全ての鶴は、様々なポーズを取りつ
  つ、中央を向いている。何ともリズミカル。ラヴェル作曲「ボレロ♪」のメロディーが浮かん
  だのは、偶然だろうか。

  呉春・松村景文 《柳下幽霊図》
  表装と一体となった幽霊図。幽霊は呉春が、描表装は景文が担当したとのこと。実に気持
  ち悪いが、作品としては素晴らしい。

  河鍋暁斎 《妓楼酒宴図》
  花魁に囲まれて、吉原で大騒ぎ。屏風に描かれた達磨が、睨みをきかせている。画中画
  が、何とも愉快。

  葛蛇玉 《雪中松に兎・梅に鴉図屏風》
  やや薄暗いスペースに、この作品だけ飾られていた。闇夜に雪が降っている。その輝きと
  存在感は圧倒的。兎も活き活きと描かれている。絶句。

  森狙仙 《猿図》
  蜂を狙う猿を描いた掛け軸。猿の表情、体毛の描写が素晴らしい。《梅花猿猴図》の猿も
  素敵。

  中住道雲 《松竹梅群鳥図》
  様々な鳥が、豊かな色彩でびっしりと描かれている。その数何と、88!

  作者不詳 《源氏物語図帖》
  小さな図帖に描かれているのは、源氏物語のシーン。実に鮮やか。

  酒井抱一 《十二ヶ月花鳥図》
  抱一の《十二ヶ月花鳥図》は、出光美術館蔵、畠山記念館蔵、三の丸尚蔵館蔵の作品を、
  以前観たことがある。どれも秀逸だった。本作は、比較的シンプルに描かれている。これ
  もいいなぁ。

  円山応挙 《懸崖飛泉図屏風》
  左隻が八曲、右隻が四曲という、異例の屏風。描かれているのは、山、樹木、滝、川、橋、
  鹿、など。大胆に残された余白が素晴らしい。山間の空気までもが感じられる。お見事!
 
  鈴木其一 《貝図》
  貝殻と梅の実が、実に繊細に描かれている。巧いなぁ。これ、欲しい!

  鈴木其一 《青桐・紅楓図》
  青桐の葉、楓の葉、雨。これも余白が素晴らしい。其一、好きっ!  

  鈴木守一 《秋草図》
  画と描表装が一体になっている。表装の上の方では、黒いアゲハ蝶が舞っている。素敵!

  亀岡規礼 《虎図》
  応挙の弟子の方が描いた虎。毛並のうねりが、生々しい。巧い!

  伊藤若冲 《虎図》
  正伝寺の伝毛益筆「虎図」を模写した作品。力強さとユーモアは、とっても若冲的。

  伊藤若冲 《鳥獣花木図屏風》
  最後の部屋に、この作品だけが飾られていた。2009年にMIHO MUSEUMで開催され
  た「若冲ワンダーランド」以来の再会。今回は、ガラスなしの露出展示。ソファーに座って
  ゆっくりと拝観させて頂いた。うっとり。

出口の手前、特設ショップの柱に、本展のポスターが飾られていた。あっ、プライスさんと辻惟雄先生のサイン!

若冲ポスター30adj

オリジナル・グッズは、目を見張る程の充実ぶり。

図録、ポスター、Tシャツ、布製鞄、クリアーファイル、一筆箋、ハガキ、缶バッチ、等を頂いた。 (iPhoneのケースも欲しかったけれど、泣く泣く断念。だって、iPhone持ってないんだもん。)

会場をぐるぐる回り、何度も見直した。まるで夢でも見ているかのような、幸せな気分。気がつくと、3時間半たっていた。

ジョー&エツコ・プライスさん、辻惟雄先生、関係者の皆様、有難うございました!  ♡♥

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genre : 日記

ルーベンス展

今日の担当:お父さん

「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」 展のスペシャル・イベントに参加させて頂いた。

会場は、展覧会が開催されている、Bunkamuraザ・ミュージアム。

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定刻、司会の方の案内に続いて、チーフ・キュレーターの宮澤政男さんとTBSアナウンサーの小林悠さんが登場。小林悠さんによるインタビュー形式で、トークは進められた。

宮澤政男さんは、ルーベンスの故郷でもあるベルギーに、通算10年ほど滞在したとのこと。ルーベンスが住んでいた「ルーベンスハウス」で、日本からのツアー客のガイドをしたことがあるとも。

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以下、お話し頂いた内容についての、私的メモ。

 ・ルーベンスは当時のスター。イタリア語、フランス語、英語他、数多くの言語に堪能で、
  聖書、ギリシャ神話等にも明るく、教養があった。
 ・当時、絵画を描く人は、イタリアで修業をした。8年間イタリアで腕を磨いた後、フランドル
  地方に戻った時は既に有名で、すぐに宮廷画家になった。
 ・ルーベンスの絵の評判は、ヨーロッパ中に響き渡っていた。注文が殺到し、一人では捌
  ききれず、工房を持った。スナイデルス、ヴァン・ダイクも、ルーベンスの工房にいた。
 ・小さな作品、初期の作品は一人で描いたが、大きな作品は工房での制作。但し、人物
  については、ルーベンス自身が描いたと思われる。
 ・ルーベンスは家族思いだった。最初の奥さんと3人の子供を設けた。(最初の奥さんが
  死去した後)、53歳のルーベンスは、16歳のエレーヌと再婚。エレーヌと5人(!)の子宝
  に恵まれた。ルーベンスが62歳で逝去した時、最年少の子供は生後8ヶ月だった。
 ・美術史上、数少ない天才の一人。彼がいなかったら、美術史は変わっていた。


ルーベンスが工房を作り、風景や動物を専門画家に描かせたのは、「描けなかったのではなく、描く時間がなかった」、という説明だった。なるほどなぁ。

昨秋、国立新美術館で開催された「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展でも、ルーベンスの大作が展示されていたが、確かに一人で描くには余りにも大きい。

約1時間のトークの後、展示室内を特別に撮影させて頂いた。

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あらためて言うまでもないが、逸品が揃っている。版画もいい。

少し駆け足で観たので、再訪しようと思う。

バロックの真髄、ルーベンス・パワーを、頂いてこよっと!  ♡♥

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genre : 日記

エル・グレコ展

今日の担当:お父さん

東京都美術館にお邪魔した。

  エル・グレコ展
    会期: 2013年1月19日(土)~ 4月7日(日)
    会場: 東京都美術館 (東京都台東区)
    主催: 東京都美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
    後援: 外務省、スペイン大使館
    全体監修: フェルナンド・マリーアス(スペイン王立歴史アカデミー会員)
    日本側監修: 雪山行二(富山県立近代美術館 館長)
             川瀬佑介(国立西洋美術館 研究員)

以下、案内文から。
エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス、1541~1614年)は16世紀から17世紀にかけてのスペイン美術の黄金時代に活躍し、ベラスケス、ゴヤとともにスペイン三大画家の一人に数えられます。 (中略)
高さ3 メートルを超える祭壇画の最高傑作の一つ「無原罪のお宿り」も初来日し、まさに「奇跡の集結」といえる国内史上最大のエル・グレコ展となります。


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プラド美術館(マドリード)、スペインの教会、ボストン美術館、ブダペスト国立西洋美術館など、世界各地から作品が来日している。

勢いある筆致で、大胆に描き上げるスタイルは、エル・グレコならでは。

《修道士オリテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像》(1611年)の落ち着いた姿、《フェリペ2世の栄光》(1579-1582年)に描かれた不気味な怪物、《受胎告知》(1576年頃)の色彩と衣服の描写、《聖衣剥奪》(1605年頃)のドラマチックな構図などが、とても印象に残る。

最も感心したのは、本展のメインビジュアルにもなっている《無原罪のお宿り》(1607-1613年)。身体を屈めて見上げると、3メートルを超える巨大さが尚一層実感できる。鮮やかな色もいい。こういった作品の魅力は、印刷物では伝わらない。実物に直接触れないとね。

本展には、エル・グレコの作品が約50点も集められている。これだけの数の作品が揃うのは、確かに奇跡的かも知れない。

「奇跡の集結」エル・グレコ展は、4月7日迄。  ♡♥

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genre : 日記

ラファエロ展

今日の担当:お父さん

先週末、国立西洋美術館(上野)へ。

開館1時間前、既に行列ができていた。人数を数えたところ、44番目。15分後には、100人以上は並んでいただろう。 (開館時には、600人以上が並んだらしい。ラファエロ人気、恐るべし。)

 ラファエロ展
  会期: 2013年3月2日(土)~ 6月2日(日)
  会場: 国立西洋美術館
  主催: 国立西洋美術館、フィレンツェ文化財・美術館特別監督局、
      読売新聞社、日本テレビ放送網
  後援: 外務省、イタリア大使館

以下、案内文から。
ルネサンスを代表する画家ラファエロ・サンツィオ(1483-1520年)。ルネサンス絵画を完成させ、後の画家たちの手本となったラファエロですが、作品の貴重さゆえに展覧会の開催はヨーロッパにおいてもきわめて難しいとされています。本展はヨーロッパ以外では初となる大規模なラファエロ展です。

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ラファエロの作品が、ほぼ年代順に飾られていた。油彩や素描など、計23点。「ラファエロの継承者」として、ラファエロの影響を受けた画家の版画も展示されている。

本展のメインヴィジュアルは、本邦初公開の《大公の聖母》(1505-06年、パラティーナ美術館)。肌の質感が素晴らしい。真っ暗な背景は、当初は建物等が描かれていて後世に塗りつぶされた、との説明があった。とんでもない行為だとは思うが、聖母子の姿が映える効果は確かにある。

20歳の頃に描いたという《自画像》(1504-06年、ウフィツィ美術館蔵)も味わい深い。やや不安気な表情が、この年齢の青年像を良く表している。

昨夏、三菱一号館美術館で開催されたバーン=ジョーンズ展で、聖ゲオルギウスの連作を観た。メタリックな質感が印象的だった。ラファエロの《聖ゲオルギウスと竜》(1504-1505年、ルーブル美術館)は、それとはまったく違うが、繊細な描写と色使いが興味深い。

もっとも印象に残ったのは、《エゼキエルの幻視》(1510年、パラティーナ美術館)。約40×30cmの小さな作品は、画題が面白く、描写力も凄まじい。因みに、最近の研究で、ラファエロの作ではない疑いが強まったとのこと。例えそうだとしても、魅力的な作品であることに異論はない。

本展のキャッチコピーが、実に洒落ている。 「ルネサンスの優美、500年目の初来日。」

初来日の優美なラファエロ、「いいね! 」  ♡♥

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キャパ@横浜美

今日の担当:お父さん

神奈川県立歴史博物館で「勝坂縄文展」を観た後、みなとみらい方面へ移動した。

目的地は、横浜美術館。ここにお邪魔するのは、昨年末の「はじまりは国芳展」以来になる。

 ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家
 Two Photographers: Robert Capa Centennial / Gerda Taro Retrospective
   会期: 2013年1月26日(土)~ 3月24日(日)
   会場: 横浜美術館
   主催: 横浜美術館、朝日新聞社
   後援: 横浜市、NHK横浜放送局
   特別協力: マグナム・フォト東京支社、CP+(シーピープラス)2013
   協力: 日本航空、みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、
       首都高速道路株式会社

以下、案内文から。(抜粋)
世界で最も著名な写真家のひとり、「ロバート・キャパ」ことアンドレ・フリードマン(1913年生/1954年没)が生まれて今年で一世紀が経ちます。しかしこの「ロバート・キャパ」という名が、当初フリードマンとドイツ人女性ゲルダ・タロー(本名ゲルタ・ポホリレ、1910年生/1937年没)の二人によって創り出された架空の写真家であったという事実は、あまり知られていません。 (中略)
約300点にのぼる豊富な写真作品と関連資料によって二人の生涯と活動の軌跡を辿りながら、両者の深いつながりと個性の違いを浮かび上がらせていきます。


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2部構成になっていた。第1部は、ゲルダ・タローの作品。タローは、女性初の報道写真家と言われている方。キャパの友人であり、二人は恋仲でもあったらしい。

戦場の写真が数多く展示されていた中で、女性戦士の姿が印象的だった。凛とした美しさも感じられるが、何とも痛ましい。「崩れ落ちる兵士」で知られるキャパの作品《共和国軍兵士、コルドバ戦線、スペイン》の兵士を撮った作品もあった。スペイン内戦中、二人が行動を共にしていたことがよく判る。 (因みに、タローの名前は、二人が親交のあった岡本太郎に由来するという! )

第2部は、ロバート・キャパの作品。横浜美術館が所蔵する全193点が、年代順に展示されていた。"ちょっとピンぼけ"の《Dデイ、オマハ・ビーチ、ノルマンディー海岸》は、銃弾が飛び交う中での撮影だったという。お~怖っ! (この作品の巨大なパネルが、恵比寿の東京都写真美術館の壁面に飾られている。) 1954年に来日して撮影した写真もあった。駅のホームに立つ子供の姿が愛らしい。

キャパが人生を終えたのは、その翌月。取材で訪れたベトナムで、地雷の爆発に巻き込まれたという。タローはその17年前、スペインの戦場で亡くなっている。命と引き換えに撮影された、壮絶な戦場ドキュメンタリー。う~ん、見応えがあったなぁ。

日曜日の午後、会場内はかなり混雑していた。若いカップル、中高年のカップル、外国人のグループに加えて、熱心に写真を眺める小学生たちの姿が印象に残る。

朝から大きな鞄を背負い、ヨタヨタキョロキョロした日曜日、だった。  ■

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

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Lafie & Papa

Author:Lafie & Papa
トイプードルのLafieの趣味は、くう・ねる・あそぶ。人間のお父さんの趣味は、ランニング、美術・音楽鑑賞、読書、ワイン・芋焼酎・その他飲食など。まあ、似たようなものです。
訪問頂き、有難うございます。

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