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読書の冬

今日の担当:お父さん

寒い、さむい、さぶい...。 (この時期、こんなに寒かったかなぁ? )

寒い日は、暖かい場所での読書がいい。最近、こんな本を購入した。

  「日本の歴史をよみなおす」 網野善彦(著) ちくま学芸文庫
  「日本神話の世界」 中西進(著) ちくま学芸文庫
  「春画のからくり」 田中優子(著) ちくま文庫
  「バイオリニストは目が赤い」 鶴我裕子(著) 新潮文庫
  「寂聴と読む源氏物語」 瀬戸内寂聴(著) 講談社文庫
  「激変! 日本古代史 卑弥呼から平城京まで」 足立倫行(著) 朝日新書
  「美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか」 会田誠(著) 幻冬舎
  「芸術新潮 - 小林秀雄 美を見つめ続けた巨人- 2013/02月号」 新潮社


芸術新潮_小林秀雄02網野善彦さんの本書は、以前から気になっていた。"日本の神話"は、理解したい分野の一つ。田中優子さんの"江戸学"も、お気に入り。

N響第1ヴァイオリン奏者・鶴我裕子さん(当時)の本は初めてだが、N響や指揮者の裏話が面白い。寂聴さんは、源氏物語の世界を活き活きと語る。

足立倫行さんの本書は、前々回の帰省時に訪れた妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)での「驚き」から始まっている。画家・会田誠さんの最新エッセー集は、会田誠さんの落書き入り!

相変わらず、ジャンル、スタイル共に、全くバラバラ。 (汗)

芸術新潮の小林秀雄特集は、圧倒的な愛蔵保存版。"美との真剣勝負"の文字に偽りなし。写真も秀逸。「小林秀雄さんって、いい面構えだなぁ」、としみじみ思う。

思えば若い頃、本棚を人に見られるのが恥ずかしかった。買った本の一覧を人に伝えるなんて、考えもしなかった。それが、いつの頃からか抵抗なくなったのは、等身大以上の自分を見せる必要性を感じなくなった、ということだろうか。ある種の開き直り、かも知れないけれど。

さて、次はどんな本を買おうかな。おっと、買った本を読み終えなくちゃね。  ♡♥

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theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

月の輪草子

今日の担当:お父さん

丸善・日本橋店へ。 『月の輪草子』(講談社)刊行記念 瀬戸内寂聴さんサイン会

瀬戸内寂聴さんの姿を拝見するのは、今回が初めて。

月の輪草子2階で本を受け取り3階にあがると、長い長い行列ができていた。最後尾に並んで、本を開く。

九十歳の寂聴さんによる一人語りで、物語が進んでいく。ん? 違う違う、語っているのは、清少納言! 紫式部のこと、仕えていた中宮定子のことなどが、まるで現代の事であるかのように、活き活きと語られている。淀みの無い展開は、源氏物語に明るい寂聴さんならでは。

拍手が聞こえて間もなく、寂聴さんの姿が見えた。フロアーの空気が一気に変わる。

「今日は、ようこそお越し頂きました。有難うございます」、「ご飯まだでしょ? 」、「清少納言が90歳まで生きたかどうか、本当のところは判りません」、「史実と違うと言われるかも知れないけど、その方が面白いでしょ」、「書き下ろしは、なかなか書かせてくれないの。だから、作家は気合いが入るんです」、「せっかく本にして頂いたので、売れないとね」(笑)

サイン会が始まった。少しづつ列が進む。寂聴さんが毛筆でサインをされている姿が見える。

ついに自分の順番になった。寂聴さんの貴重なお時間を占有し、申し訳ないとも思う。お礼を述べたら、素敵な笑顔で応じて頂いた。

寂聴さん、すみません、有難うございました!   ■

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

永遠の0

今日の担当:お父さん

百田尚樹著「永遠の0」(講談社文庫)を読んだ。

永遠の0「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

先日、早稲田大学で行われた講演の中で、石井裕さん(MITメディアラボ副所長・教授)が推薦されていた小説。石井さんは、北米から日本へ向かう太平洋上で、本書を読み始めたという。 (本書も著者のことも、全く知らなかった。とほほ。)

羽田と米子を往復する機内で、ページをめくった。舞台は太平洋戦争と現代。2つの時代を行き来しながら、パイロット宮部久蔵の苦悩と葛藤が明らかになっていく。戦争についての記述は、概ね事実だろう。

今から約70年前、この空を米軍の戦闘機が飛んでいたことを、零戦が飛行する姿を、想像してみる。戦争の愚かさ、大本営の身勝手、宮部久蔵の決意と哀切を、雲の上で想う。

圧倒的なストーリー展開に、涙腺が刺激される。ええい、ままよ。

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折しも67回目の終戦記念日が、間もなくやってくる。

戦争を美化してはいけない。しかし史実を知ること、先人たちの心情を慮ることは、とても大切だろうと思う。

さてと。たっぷり流れ落ちた水分を、しっかり補給しよっと。  ■

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

原稿零枚日記

今日の担当:お父さん

小学6年生の夏休み、「毎日1冊、本を読もう」、と思い立ち、地元の図書館に連日通った。

選んだ本の大半は日本の近代小説で、いわゆる名作が中心だったと思う。タイトルは、ほとんど記憶にないけれど。 (外で遊ばないことを母親が心配して、小学校に相談したこともあったらしい。)

その後、本から少し遠ざかった時期もあったが、30歳を過ぎた頃から再び読み始めた。ジャンルは、エッセー、評論、論考等で、小説類は比較的少ない。脳科学、神話と宗教、江戸文化、音楽、アート全般、ワインに関するものは、特に多い。 (最近は、ランニング関連も。)

好きな作家の方が何人かいる。その中の一人が、小川洋子さん。その世界観と文体に、唯一無二の味わいがある。本のタイトルや装丁に、惹かれることも多い。

先日、小川洋子著「原稿零枚日記」(集英社) を書店で見かけ、早速買い求めた。

原稿零枚日記

最初の数頁を立ち読みする。原稿書きが進まない日常生活が、日記形式で綴られている。静かで執拗な描写、粘膜を感じさせるような独特の文体は、いつもと変わらない。

レジに向かう途中、表紙の帯を読んで驚いた。 「静かな昂揚感にみちた人間の奇妙でいとしい姿 新境地をひらく日記体長編小説」 ん? 長編小説? 小川洋子さんの日記じゃないの?

電車の中で続きを読む。苔料理専門店、小学校の運動会を巡る話、等など、実に奇妙で不思議なストーリーが展開されている。現実の世界が僅かに歪んで、異界に触れているような。まさに、奇想の世界。

表紙の帯には、こんな言葉も書かれていた。「ここには、ひとつの嘘もない」

小川洋子ワンダーランドに、降参。  ■

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

人間の建設

今日の担当:お父さん

6/17付け日経新聞のコラムに引用された「その人の身になってみるというのが、実は批評の極意」、という言葉の出典が判った。

1965年に「新潮」に掲載・出版された対談で、昨年文庫本化されている。

岡潔・小林秀雄著「人間の建設」(新潮文庫 2010年)
人間の建設 2以下、新潮社のサイトの紹介文から。
有り体にいえば雑談である。しかし並の雑談ではない。文系的頭脳の歴史的天才と理系的頭脳の歴史的天才による雑談である。学問、芸術、酒、現代数学、アインシュタイン、俳句、素読、本居宣長、ドストエフスキー、ゴッホ、非ユークリッド幾何学、三角関数、プラトン、理性……主題は激しく転回する。そして、その全ての言葉は示唆と普遍性に富む。日本史上最も知的な雑談といえるだろう。

1965年8月、64歳の岡潔と63歳の小林秀雄は、初めて会い、午後1時から深夜12時まで語り続けたらしい。

学問の面白さ、学問の権威、ピカソの描く無明(人間が根本的に持つ無知、迷い)、日本酒、個性、直感と情熱、個性を失った数学、ベルグソンとアインシュタインの衝突、時間の観念、ゴッホの手紙、ドフトエフスキーとトルストイ、等など、様々な話題が次から次へと展開する。

毒舌とまでは言わないが、遠慮のない直球勝負。講演CDの小林秀雄の口調を思い出しながら読むと、なお一層、臨場感がある。日経新聞に引用された「批評の極意」についての卓見は、終盤の140頁以降。何と、"特攻隊"の話題に続く言葉だった。

147頁の本文に、23頁の注釈つき。表紙の写真もいい。「人間の建設」というタイトルもスゴイなぁ。

とても刺激的な対談集だった。(理解しづらい箇所も多かったけど。とほほ。) ■

theme : 今日のつぶやき。
genre : 日記

動的書房

今日の担当:お父さん

ジュンク堂池袋店内に、書店内書店がオープンした。

店長は、分子生物学者の福岡伸一さんで、その名も「動的書房」。(ジュンク堂のHP)

福岡さんの著書、福岡さんセレクションによる様々な分野の書籍が、7F奥の一角に並べられていた。300種類以上はあっただろうか。

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自宅の本棚にもある本が、幾つかあった。以下、同じ本を列挙してみる。

 福岡伸一さんの著書
  「生物と無生物の間」 (講談社現代新書 2007年)
  「できそこないの男たち」 (光文社新書 2008年)
  「生物が生物である理由」 (講談社 2008年 爆笑問題との共著)
  「動的平衡」 (木楽舎 2009年)
  「世界は分けてもわからない」 (講談社現代新書 2009年)
  「ルリボシカミキリの青」 (文藝春秋 2010年)
  「エッジエフェクト 界面作用」 (朝日新聞出版 2010年)

 福岡伸一セレクション(敬称略)
  「風が強く吹いている」 三浦しをん (新潮社 2006年)
  「1Q84」 村上春樹 (新潮社 2009年)
  「センス・オブ・ワンダー」 レイチェル・カーソン (新潮社 1996年) 
  「君のいる生活」 大竹昭子 (文藝春秋 2006年) 
  「男女(オスメス)の怪」 養老孟司・阿川 佐和子 (大和書房 2006年) 
  「仕事道楽―スタジオジブリの現場」 鈴木敏夫 (岩波新書 2008年) 
  「タンパク質の一生 - 生命活動の舞台裏」 永田和宏 (岩波新書 2008年)
  「日本辺境論」 内田樹 (新潮新書 2009年)
  「縄文聖地巡礼」 坂本龍一・中沢新一 (木楽舎 2010年)
  「掛けたくなる軸」 山口智子 (朝日新聞出版 2011年)
  「フェルメール全点踏破の旅」 朽木ゆり子 (集英新書 2006年)
  「フェルメール - 謎めいた生涯と全作品」 小林頼子 (角川文庫 2008年)
  「目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』 」 狩野博幸 (小学館 2000年)
  「もっと知りたい伊藤若冲 生涯と作品」 佐藤康宏 (東京美術 2006年)
  「芸術新潮 五百羅漢」 (新潮社 2011年)

関心のある領域が重なっている気がして、何となく嬉しい。

(著者で言えば、これに、河合隼雄・谷川俊太郎・岩合光昭・荒井良二・茂木健一郎・池谷裕二・梨木香歩・小川洋子さんを加え、更に、ランニング・美術全般・ワイン関連も加えると、本棚の7割程度はカバーすると思う。数えてないけど、感覚的に。美術全般、ワイン関連が多いんだよなぁ。)

因みに、この22冊の中で、未読は3冊。「ツンドク」も多い中で、例外的に読了率が高い。

「ロハスの思考」(福岡伸一著、木楽舎・ソトコト新書、2006年)を買った。"動的書房"の栞つき。栞には、福岡伸一さんの写真とともに、こんな言葉が添えられていた。「読むべき本とは、動いている本のこと。」

ハイ。電車で移動しながら、読みます! (意味が違いますね、きっと。) ■

theme : 写真日記
genre : 日記

寄り添いながら

今日の担当:お父さん

3月11日付けでニューヨーク・タイムズに寄稿された記事を読んだ。著者のニコラス・クリストフさんは、以前ニューヨーク・タイムズ東京支局長として日本に在住し、阪神淡路大地震を報道されたらしい。

見出しは、「Sympathy for Japan, and Admiration」 (日本への同情、そして尊敬)。
http://kristof.blogs.nytimes.com/2011/03/11/sympathy-for-japan-and-admiration/

神戸大震災から復興した理由として、二つのことを指摘している。

一つは、日本人の忍耐力。「stoicism」、「it can’t be helped」、といった表現もある。"我慢(Gaman)"と同意の英語はない、という記述も興味深い。

もう一つは、日本人の自然との関わり方。 「Americans see themselves as in confrontation with nature, taming it. In contrast, the Japanese conception is that humans are simply one part of nature, riding its tides - including many, many earthquakes throughout history.」  (アメリカ人は、自然との関わりを対立と考え、自然を管理しようとする。これとは対照的に、日本人は、人間は単に自然の一部と考え、自然の動きに合わせる。歴史上、何度も繰り返し起こった地震に対しても。)

被災地では今もとても厳しい状況が続き、不安とストレスは相当のものだろうと思う。懸命に救援活動をして頂いている方々にも、頭が下がる。

被災地に較べるべくもないが、首都圏でも不安定な状況が続いている。体感する揺れは毎日ある。現状を受け入れ、現状に抗わず、冷静に、今できることをしていこう、と思う。

被災地を想い、被災地に寄り添いながら。 ■

theme : 地震
genre : 日記

金子みすゞ展

今日の担当: お父さん

日本橋三越本店へ。童謡詩人・金子みすゞ(1903年~1930年)の企画展。

 没後80年 金子みすゞ展 ~ みんなちがって、みんないい。
   会期: 2011年2月2日(水)~2月14日(月)
   会場: 日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
   主催: 毎日新聞社


全国規模の展覧会は、3回目になるという。今回は、新たに発見された少女時代の写真、遺稿の手帳、著名人が選んだみすゞの詩とメッセージ等が展示されている。

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前半のパートでは、みすゞの故郷と26年間の生涯が、パネル、写真、遺品等で紹介されていた。みすゞが生まれた街は、鯨漁が盛んだった山口県の仙崎。地元の女学校を卒業後、雑誌「童話」などに投稿し、大正期を代表する詩人・西條八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と称賛されたという。

その「巨星」は、昭和5年の没後、長らく忘れられていた。今から40年前、大学生の矢崎節夫さんが、岩波文庫『日本童謡集』の中の詩に衝撃を受け、みすゞ捜しを始める。16年目に、みすゞの実弟・上山雅輔さんに辿りつき、みすゞ自筆の手帳を託される。みすゞの詩は1984年に出版され、程なく有名に。生誕100年の2003年には、金子みすゞ記念館(山口県長門市)が開館した。矢崎さんは館長をされている。

後半のパートは、63人の方々による、みすゞセレクション。思い思いに選んだみすゞの詩に、メッセージ、絵画、楽譜、イラスト等が添えられていた。登場するのは(敬称略)、荒木経惟、池内淳子、玄侑宗久、佐藤勝彦、錦戸親方(水戸泉)、藤田朋子、増田明美、松岡修造、やなせたかし、等など。何とも多彩。中島潔さんが描いた鰯の大群、松たか子さんの清楚で丁寧な自筆、そしてリリー・フランキーさんの流れるようなペン字が、殊更に印象に残った。

みすゞの愛娘ふさえさん(84)のメッセージもあった。ふさえさんには、お二人のお孫さんがいるという。みすゞが命を懸けた遺志は、世代から世代へ、しっかりと受け継がれていた。

◇◆◇◆◇

金子みすゞの詩を意識したのは、2~3年前だっただろうか。簡潔で優しい言葉に驚いた。

「私と小鳥と鈴と」は、後半、"鈴と、小鳥と、それから私"、と視点が逆転する。結びの言葉、"みんなちがって、みんないい"は、リズミカルで柔らかな言葉で、"多様性の尊重"を的確にうたっている。

小さな蜂から、町へ世界へ神様へと拡がり、そして蜂へと戻る、「蜂と神さま」の世界観、雪の寂しさを想う「積もった雪」の暖かい眼差しは、まさにみすゞワールド。

展覧会の図録には、みすゞの自筆も掲載されている。天気予報では雪が舞う今週末、暖かいコーヒーでも飲みながら、じっくり読もっと。 ■

theme : 写真日記
genre : 日記

1月2日にしたこと。

今日の担当:お父さん

箱根駅伝をTVで観戦した。1kmを3分で走り続けるなんて、信じられないスピード。全ての選手諸君にエールを送る。

「勉強するからTV消していい?」という家族の一言で、TVをオフ。(とほほ)ランニングウェアに着替え、入念にストレッチをしてから、家の周囲約9kmのコースを、1km・5分程度のペースを意識しながら走る。

途中、高台になっている場所で、富士山の頂きが遠くに見えた。新年早々、縁起がいい。足を止めて静かに手を合わせる。実り多き一年でありますように。

家でシャワーを浴びてから、犬の散歩へ。暖かい日差しの中、二匹とも大喜びで、軽快に歩いた。

その後、電車に乗ってデパートへ。お昼過ぎのデパ地下は大混雑。たくさんの福袋が既に売り切れになっていた。福袋を買いたいとは思わないが、福袋で賑わう風情は、お正月らしく好ましいとも思う。

ハンバーガーショップで、コーヒーを注文。iPodでカラヤン指揮・ベルリン・フィルの「魔笛♪」を聴きながら、立川談春著「赤めだか」をひろげた。

赤めだかカラヤン魔笛

一気に読んだ。

筆者が、立川談志に弟子入りし、二つ目、真打になっていく様子が綴られたノンフィクション。立川流の世界の厳しさ、人間・立川談志の日常とその凄みが、鮮明に語られている。壮絶な苦労話でもあるが、思わず笑ってしまう箇所が随所にある。人間国宝・柳家小さんと談志の師弟話など、ホロリとくる箇所もある。談志一門のお正月風景の場面は、正にピッタリで、嬉しかった。

ハンバーガーショップのカウンターで、一人、笑ったり涙を浮かべている姿は、異様だったかもしれない。

本を読んでいる間、「魔笛♪」の音楽はほとんど聴こえなかった(意識しなかった)が、フィナーレの「パ、パ、パ」の陽気な調べだけは、しっかりと耳に届いた。

専門店で、ランニングウェアとワイン2本を購入し(いづれも▲30%off)、夕方に帰宅。

特別なことは何一つなかったが、ランニング、犬の散歩、読書と音楽鑑賞、コーヒーにワイン等々、これからの1年の主たる要素が詰まった、静かな一日だった。 ■

theme : 写真日記
genre : 日記

ハリネズミの旅

今日の担当:人間のお父さん

先日、通勤電車で本を読んでいた時、こんな文章を見つけて、背筋がゾクッとした。

  「外見は棘で、がっちりした砦でおおっているけれど、心はとても高貴な人だと思うのです。
   ものぐさなふりをして、頑として孤独を守り、すばらしく洗練されている。まさにハリネズミ
   です。」

ハリネズミ!

先日から読んでいる小説のタイトルを、すっかり失念していた。題して、「優雅なハリネズミ」(ミュリエル・バルベリ著、2008年、早川書房)。

優雅なハリネズミ

パリの高級アパルトマンを舞台に、未亡人の管理人と12歳の少女が語る物語。貧しい出だが知的な管理人と、感性と知性に溢れる少女の前に、一人の日本人が登場する...。

フランスのエリートに対する容赦ない批判が、小気味いい。”意識とは”、”ミラーニューロン”、”エラン・ヴィタール(生命の躍動)”、といった言葉も登場し、知的な刺激も盛り込まれている。

日本文化への深い造詣と憧れは、少し誇らしい気分になると同時に、日本人としてもっと日本文化を体感しなければ、とも思う。

さて、ルーブル美術館の”台車に乗ったハリネズミ”は、”優雅なハリネズミ”へと繋がった。

古代エジプトからパリのアパルトマンへ、ハリネズミの旅は続く。 ■

theme : 写真日記
genre : 日記

プロフィール

Lafie & Papa

Author:Lafie & Papa
トイプードルのLafieの趣味は、くう・ねる・あそぶ。人間のお父さんの趣味は、ランニング、美術・音楽鑑賞、読書、ワイン・芋焼酎・その他飲食など。まあ、似たようなものです。
訪問頂き、有難うございます。

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